「失敗記憶」を「成功体験」に変える裏ワザ


すべての動物にとって、
生きていく上で、成功体験よりも
失敗記憶の方が重要になる。

なぜなら、目の前の葉っぱを食べるとき
それに毒があるかどうかが重要であり、
過去にそれを食べて仲間が死んだなら
それは強烈な失敗記憶として脳に残る。

毒の有る無しの方が
子孫の存続に関わってくるので、
美味しいかどうかはさして重要ではない。

これは人間にも同じことが言える。
成功したことは覚えていなくてもいい。

例えば、自転車や車の運転のように、
上手く乗れたという成功体験を
何度でも繰り返すことによって
習慣化するからだ。

(何度も反復したことは無意識で出来る)

ところが失敗した記憶は
繰り返さないためにも、
強く覚えていないといけない。

失敗することによって、
生命に危機が訪れるようなことならば
それでもいい。

しかしながら、
脳はちょっとした失敗も同じように扱い、
強く記憶してしまう。

さらに、

「あのときうまくいかなかった」
「あのときああすれば良かった」
「私はなんてダメなやつなんだ」

とか、記憶を思い出して
あたかも脳はそれをもう一度
体験したかのように、
臨場感を持ってしまう。

これをやると失敗記憶はさらに
大袈裟なものに書き換えられ、

本来経験した失敗記憶を増幅させながら
脳に記憶させ、思い出す度に
不安や恐怖を与え続ける。

人が自信を無くしていく過程には、
こういうメカニズムがある。

二度とやってこない過去を思い出して
関係ない未来やいまにも影響を与える。

何が良くないって、
記憶の引き出し方に問題があるし、
それを思い出すのは脳の仕業であって、
現実には思い出しても全く意味がない。

では失敗した記憶をうまく利用するには
どうすればいいのか?

それは失敗記憶の意味付けを変えて、
記憶そのものを書き換えること。

どうやればいいのか?
それは簡単で、

もしイヤな失敗記憶を思い出したら、

「あの経験を乗り越えて私は強くなった」
「あんな経験をしても生き残った私は強い」
「あの経験で成長できたから失敗カモン」

このような自己対話を意識的にすることで、
プラスな記憶として上書きができる。

不安を思い出すのは脳の可塑性が
原因であるから、
その癖をプラスに転換させればいいだけだ。

こんな簡単なことでも
習慣化させて毎日やってみると、
自我にとてつもない影響を与える。

強烈なマインドセットをしたい人は
試す価値があるかも。

普段あまりノウハウ的なことは
書かないようにしてるんだけど、
久しぶりにまとめてみました。
笹崎武蔵

古神道や神社について、参拝した経験に基づき、マニアックな見解を述べていきます。神棚、しめ縄もすべて手作りで、神仏にまつわる体験やスピリチュアルな話もブログやYouTubeにて公開中。

実は本業「人生相談屋さん」です。(8年目)
今風にいうならコーチングをしています。

その他のこと。

ビジネス、起業コンサル、お金の稼ぎ方、生き方、遊び方なんかも得意分野でアドバイスしています。

健康に関することも仕事にしているので、ダイエット、痩せる方法、健康になる方法なども個別で教えてます。

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