心はいま「ここ」にあるか


日本人は、というか、
現代人はとかく忙しい。

いや、忙しいことがカッコイイとさえ
思ってるのかもしれない。

日々、仕事や街の喧騒に追われ、
手元にあるスマホやネット情報に追われ
余裕がある人をここ最近見かけない。

余裕がある、と言われてる人ですら
西洋かぶれで日本人らしさを失っているし。

食事をするのにも必ずスマホを手に取り、
いじりながら食べる人もいる。

目の前で一緒に食事をしていても
目線は画面に釘付けである。

食事は、食べること=命をつなぐこと
食べたものを身体の一部にする営みである。

そして一緒にそこで過ごすものは
血縁関係なく、仲間家族の証である。

大昔、縄文人のスピリットまで遡ると
そうであっただろう。

いつからか、

この後どうする?
明日、どうする?
明後日は?
一週間後は?
1ヶ月後は?
一年後は?
将来は?
老後は?

計画だ、予定だ、
ああ、やかましい。

こういうのをノイズと言うんだよ。

じゃあ、訪ねるが、老前は?

ここに即答できるものはいないだろう。

いまここを生きてる人なんて
現代人にはほぼほぼいない。

メシを食いながらこの後のことを考え、
目の前の人を無視してスマホをいじる。

これを病気と言わずになんと呼ぶのやら。

食事は食事を楽しむものだし、
そこで一緒に食卓を囲うものとの
尊い時間なんだよ。

それを、効率良く!
少しでも多く!
少しでも早く!

バカも休み休み言いなさい。

最近、自然界と会話してますか?

俺は昨日、氏神様(地域の鎮守神)と
会話したよ。

そこにある木にも声を出して話しかけるし、
帰りは神社に向かって
そこにいる目に見えない存在たち、
自然や木々、鳥や虫に向かって手を振る。

これを見てバカにする者もいるだろうが、
それこそが日本人から失われた能力。

眉間の奥にある松果体という脳器官は、
元々は親指の第一関節ぐらいの大きさがあったと聞く。

ところが今の人たちは、
小さな粒程度になってるとか。

とかではなく、
そうだろうなとは思う。

松果体は第三の目とも言われ、
五感が鋭敏に働いたり
優れた直感を使いこなすための
大切な脳器官の一つである。

これが使える人間は言うまでもなく、
ちょっとした変化や違和感に気付くし、
風、匂い、水(湿度)、雲の流れなど
こういったものにも敏感で
次の展開を予想したり、
目に見えないメッセージを拾う能力が高い。

鳥や虫の鳴き声を聴いて
時間を読んだり、変化に気付く。
ちょっとした予知能力に近いだろう。

ひるがえって、あなた方はどうだろうか。

今の日本人でこれを使いこなせる人は?
ほぼほぼ皆無に近いだろう。

自分の周りには一部、自然に近いところで
そういう暮らしをしている人もいるから
その人たちは能力を退化させずに生きてる。

効率、便利、スピードや大量生産、
そういったものを追求した結果、
ほんとに多くのものを失ったと思う。

必要のない分まで作ったり、取ったり、
集めたり、果ては自分のものにしようとする。

そういう卑しい現代人にあなたもなっていないか。

これは今を生きないがゆえに起こること。

情報を集めまくって、不安になり、
それに対策するために、老後!老後!
貯金!給料!持ち家!ってね。

いや、まずは老前を考えろよ、と。
今あなたの肉体は生きてるじゃん。

その身体は今日を、今を、生きてるんだよ。

あなたの心はどこに行った?
あなたの心はどこにあるんだ?

なんでスマホばかりをいじって
目の前の人との会話を楽しまないんだ?

なんで今って時間を生きずに
将来のことばかりを考えて不安になるんだ?

いまを生きる感性は?
あなたの直感は?
鋭敏な五感はどこに行った?

心はいま「ここ」にあるか。
笹崎武蔵

古神道や神社について、参拝した経験に基づき、マニアックな見解を述べていきます。神棚、しめ縄もすべて手作りで、神仏にまつわる体験やスピリチュアルな話もブログやYouTubeにて公開中。

実は本業「人生相談屋さん」です。(8年目)
今風にいうならコーチングをしています。

その他のこと。

ビジネス、起業コンサル、お金の稼ぎ方、生き方、遊び方なんかも得意分野でアドバイスしています。

健康に関することも仕事にしているので、ダイエット、痩せる方法、健康になる方法なども個別で教えてます。

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