ある朝、服を着替えながら
サングラスをかけて
アウトローの物真似をしたけど
「なんか違う」と言われた。
そりゃ、そのスジのモノホンの人と
醸し出すオーラから何から違うから
ファッションだけ真似ても
しょせんはコスプレに終わるだろう。
でも、それって何が違うかなぁって
考えたら答えが出た。
あまり自分の話はしたくないけども、
昔、ちょっと人相が悪くて
あまり人を寄せ付けなかったと思う。
(ってか、自分からそうしてた)
反面、同じ匂いを放つものを
寄せ付け、トラブルに見舞われたのは
ここだけの話にしておくとして(笑)
いまは鏡を見たときにどうやっても
人相が悪そうに見えないなぁってことに
気が付いたんだな、これが。
それはいまの生き方だとか、
日々の過ごし方、ストレスの溜まり方が
異なるから表情もそうなんだろうなぁ。
いろいろ知ることで
怒りが外に向かうことは
なくなったというか。
で、何が言いたいのかというと、
若いときほど世間知らずで
無知なものはない。
それでいて、いつも世の中や誰かに
怒りをぶつけてすべてを
排除しようとしていたもんだから
そりゃ人相も悪くなるよねと。
じゃあ、いまは何もかも知り尽くして
悟りを開いたのか?と言われれば
それは逆だろう。
知れば知るほど
知らないことが増えるし、
さらにそれらを調べると
自分が知らないことの方が
多いということに気付く。
そしてたかだか人間一人の人生で
すべてを知り尽くすことなど
できないんだなと言うことがわかる。
そうなると、若い無知なときみたく
怒りが外に向くこともなくなるし
何かに八つ当たりすることも減る。
(昔の自分もふくめ)人相が悪い人って
自分が一番偉いと思い込んでるし、
世間のことを何もわかってないから
いつも何かに怯えてるんだよね。
怖いから吠えるし、威嚇することで
恐怖心をなくそうとしているみたいな。
無知なゆえに理不尽も味わうから
良い思いをしてるヤツに当たりたくなるし、
そうなるとやっぱり表情は良くない。
やはり、たくさん傷付いて、
理不尽な思いをしまくって
自分がしょーもないヤツだって
わかってからがスタートだね。
そこに立たないと人生は
スタートラインにすら到達しない。
自分のことしか見えてない人間って
子どもっぽいし、いつも怒ってるじゃん。
なんかダサいし、恥ずかしいよね。
少なくとも自分はそうならないよう
心掛けてるつもり…
でも、たまにそうなってたら
優しく教えてやってください(笑)
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